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2005年2月 5日 (土)

冬のスマタⅢ

30分ほど、くねくねと登るとやがて秘境の温泉に到着する。
小雨は降り続いている。
バスを降りると、目の前が今夜お世話になる、ホテルである。
豪華なホテルである。
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チェックインを済ませ、遅くなった昼食に出かける。
上り坂を少し歩くと、食堂らしき暖簾を見つけた。
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ここが、かって金嬉老事件のあった「ふじみ屋」であることが入ってからわかった。
「ふじみ屋旅館」はこの店の裏側に繋がっているようだ。
豆炭の囲炉裏に座る。
ディナーのことも考え、軽く蕎麦を注文する。
すると「ここはこんにゃくがおいしいですよ」と先客に薦められた。
言われて見れば、壁に「おでん」と書いたメニューが貼ってある。
薦められるままに、「おでん」も注文する。
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それにしてもこの囲炉裏の付近には、テーブルも何も無い。
いったいどうやって蕎麦を食べるのだろうか。
どんぶりを持ちっ放しにするのであろうか。
腕が疲れたらいったいどうすればいいのか。
不安がよぎるが、恐れることはない。
なんとかなるであろう。などと考えながら悠久の時を過ごす。
やがて蕎麦が到着する。
やはり囲炉裏にはルールが無く、テキトーに何処にでも置けばよいことが説明された。
「うまいっ!」なんと美味しいではないか。
これは冷静に考えて、空腹のせいではない。
明白に「美味」なのだ。正直言って、僕には蕎麦の味はわからない。
どうしてもつゆの味しか脳に伝わってこない。
一般に蕎麦の「喉越し」とか、「香り」だとか、「腰」とか言われているが、まったく実感がない。
この蕎麦についても同じである。しかし美味しいのだ!!

蕎麦に続いて「おでん」が到着。
これも驚くべき美味い。
どのように美味しいかと言われても困る。
なんと申しますか、歯ざわりと申しますか、サクサク感と申しますか、こんにゃくの自然な味と申しますか。
テレビ番組の食べ歩きのような感想はできませんが、なんとも美味しい♪。
注文の決断は正しかった。さらに当然ではあるが、お茶もうまい。
「川根茶」これは是非購入して帰らなければならないと、心に誓う。「うまいうまい」といいながらペロリと完食!
夕飯までに、完全なる消化をさせなければならない。
小雨の中を憧れの「夢の吊橋」に向かう。
普通に歩いておよそ1時間半程度である。
一般車両通行止めの舗装道路をテクテク歩く。
満腹で余裕の歩行である。
下の方をみるとエメラルドグリーンの寸又川の流れが美しい。
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少し歩くと、トンネルがある。
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トンネルの名前らしいが、読みにくい♪どうみても「のンネノ」である。
これをくぐり、さらに少し行くと、遥か下のほうに吊橋が見える。
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ためらうこともなく、吊橋に向かって下る。
歩きやすい吊橋である。恐怖心も無い。
よほどの高所恐怖症で無い限りなんなく歩けるように整備されている。
真近に観る水面もエメラルドグリーンで感動する。
ことさらに女性は「わぁ~ きれーーーー」と金属音で自然に表現する。
吊橋を渡ると、今下った分登らなければならない。
急峻ではあるが、階段が整備されている。
途中見え隠れする「エメラルドグリーン」が荒くなった息遣いを癒してくれる。
舗装道路まで登ると「やれやれ到着だ」とほっとする。
飛龍橋に向かってのんびり歩く。
飛龍橋はこの深い峡谷に架かっている、道路橋である。
ここからの景色も美しい。谷底には残雪が見られる。
夢の吊橋を再びはるか下の方に観ながら、後ろ髪引かれつつ、温泉街に戻る。

                             続く (かもしれない)

2005年2月 1日 (火)

冬のスマタⅡ

トロッコ列車は、ガタゴトとのんびり進む。
駅がある。
家も道路らしきも何も無い所に駅がある。誰が乗り降りするのであろうか。
家が4軒だけの集落にも駅がある。
この集落は4軒のうち3軒が駅名と同じ姓であると、車内放送で流される。
車内は昔のまま喫煙可能である。
ぼんやり景色を眺めながら、やがて奥泉の駅に到着する。
この先から、日本では珍しいアプトシキ機関車になるとのこと。
いつかまた乗ってみたいものである。
ここの駅で寸又峡温泉行きのバスに乗り換えるのである。
その待ち時間は50分程度である。わずか50分である。
都会で50分も待ち時間があったら、一騒動起きるはずだ。
新聞、ラジオ、テレビすべてのメディアが報道することになる。
ここでは、50分はおろか、1時間でも日常的なのである。
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小雨が降っている。
駅周辺には家があるが、観光地とは様子が異なる普通の町並みである。
昼食の時間はとっくに過ぎている。食堂を探すが、望むべきもない。
食料品店らしき店があるが、どうやら人が居ない様子である。
大声で呼べば店員さんが現れるかもしれないが、静寂の時を乱すことは罪悪である。
空腹は我慢すればよいことである。諦めて自販機で缶コーヒーを買う。
雨の中でバスを待っていると、駅員さんがわざわざ来てくれて「寒いからストーブをつけました。
よろしかったらどうぞ」と声をかけてくれた。
女性の駅員さんである。ストーブのある待合所に行く。
人情とストーブで十分暖かい。ありがたいことである。
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のんびりとお茶畑、駅の周りの観察をする。
都会の忙しい乗換えが思い浮かぶ。なんとのどかなことか。
駅前はそのまんまお茶畑である。

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駅前のロータリーには、モニュメントがある。
古代人の生活の様子のようである。なるほど・・・・
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やがてバスが到着した。
ここで乗り込むのはたった4人である。
バスは概ね満員であった。乗客ははすべて寸又峡温泉に行く観光客である。
くねくねと細い道をバスは行く。
道は崖っぷちである。
運転手さんの繊細な操縦に命を預けることになる。
30分ほど、くねくねと登るとやがて秘境の温泉に到着する。
小雨は降り続いている。
               
                     続く  (かもしれない)

 

2005年1月30日 (日)

冬のスマタ

格安の旅を見つけた。「冬のスマタ」である。
名前がいい。トレンディーである。
マフラーをして歩きたくなりそうである。
 気楽な旅である。
計画とか企画とか一切不要である。
足の向くまま気の向くまま豊橋まで来た。
ここから東海道本線金谷に向かう。
東海道本線。この「本線」は何を意味するのか。
本線が有るのなら、偽線でもあるのだろうか。
他にもこうした「本線」はいくつかある。
何に対して「本」なのか不明のまま今日まで生きてきた。
つまり知らなくてもいい、どうでもいいことなのだ。
豊橋から新幹線に乗り換えることも可能である。
しかし、これから向かうのは、素朴な秘境の温泉である。
新幹線より「鈍行」が似合うはずだ。
ところで新幹線は、東海道本線の横に新しい幹線をこしらえたので、「新幹線」と言うのだろうことが、容易に想像できる。
しかしいつまで「新」なのか。
もう一本幹線ができるまで「新」なのだろうか。
あるいは「新」の意味はさておいて、そういう一つの固有名詞と考えるべきなのか。
そんな疑問を抱きながら、東海道本線の普通列車に乗って、金谷まで向かうことに決めたのである。
普通列車とはいえ、その駅間の距離が長いため、感覚的には快速あるいは、新快速のように快適に走る。
さすがにかっての日本列島大動脈路線である。

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金谷で再び、二者択一の選択に悩まされる。
この駅からは蒸気機関車が、まだ現役で運行している。
この蒸気機関車に乗るべきか、電車で行くべきか。
過ぎ去ったよき時代の思い出がふつふつと湧き上がるが、乗車時間の都合もあり電車に乗ることにする。
大井川沿いにゆっくり走行するこの電車も風情がある。

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千頭の駅からは、小さな「トロッコ列車」に乗る。
旅情あふれるレトロな旅である。ゴトゴト走るのろまな列車。
マラソンの選手に追い越されそうな速度である。
エメラルドグリーンの大井川の流れがいい。

 景色を楽しみながら、秘境の温泉と「夢の吊橋」へ向かう・・・ 続く(多分)
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