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2005年2月 6日 (日)

冬のスマタ完結編

   夢の吊橋を再びはるか下の方に観ながら、後ろ髪引かれつつ、温泉街に戻る。

 温泉街に入ると、バス停兼、おみやげ屋がある。
IMG_2235
入り口の下駄箱および、下のゴチャゴチャした下駄の山は、もちろんお土産品なのである。このように積み上げて販売しているのである。
 一とおり、店内を見渡していたら、店主が「このお茶は、入れ放題1050円ですよ。いかがですか」と勧める。
昔ながらの木製のお茶箱にどっさりお茶が入っている。
このお茶箱は懐かしい。昔は、一軒に一個は、この箱があったような気がする。
いろんな用途に使用されていた。
子供の勉強机にも、活用している家もあったような気がする。
 ふじみ屋で誓った宣言を行使する絶好のチャンスである。
「放題」も響きがよい。「食べ放題」「飲み放題」「遊び放題」どれをとっても「放題」には魅力がある。
 この機会を逃すと、一生後悔するかもしれない。
「明日ありと思う心のあだ桜 夜半に嵐の吹かぬともがな」
是非チャンスをものにしなければならない。
しかし、待てよ。
自分には多量に茶筒にお茶を詰めたことがない。
つまり初心者であり、技術的に劣るかもしれない。
ここはプロに任せるのが賢明である。「多量に詰めて下さい」店主にお願いする。
プロは鮮やかな手つきで、どんどん作業を進める。職人技である。
「茶筒に詰める」という動作を想像すると、入れては親指等で押し込み、また入れて押し込む作業が思い浮かぶのは、僕だけではあるまい。
しかし、この技術職人さんは、指や手で押し込む動作を一度もしていない。
茶筒の底をポンポンと叩く程度なのである。
も も もしかして・・・・と不安がよぎる。
表情は冷静でも、心の中は激しく動揺している。
「こここんなことなら、自分でやればよかったぁ~~」
だが、これでよいのだ。指で押し込んでも、フワフワでまた戻ってしまうのである。
それに、もともと1050円(税込)である。いくらなんでも2100円分も入るまい。
100円分多かろうが、少なかろうが大した問題ではないのである。
そう考えると、動揺も去り穏やかな温泉旅行に戻ることができた。
いやぁ~「放題」ってほんといいですねぇ~~(^-^)ニコッ!
ぶらぶらと通行人のいない温泉街を、ホテルに向かい歩く。

 ホテルに帰ると、ちょうどよい時間であった。
美人になるために「美人つくりの湯」に入る。
この湯につかると確実に美人になる(はずである)。
 つるっつる、すべすべの湯である。風呂場はたった一人で、独占状態であった。
もちろん露天風呂もたった一人で独占であった。
「いい湯だなぁ~~(* ̄0 ̄*)~~~♪」
近頃、温泉の問題が大きくクローズアップされている。
 白骨温泉は、まことに残念でならない。
入浴剤を入れてもかまわない。
「ゆず湯」でも「牛乳風呂」でも「葛根湯」でも「トンガラシ湯」でも、ある意味では「入浴剤」なのである。
「バスクリン湯」や「ムトーハップ湯」が有ってもいいじゃないか。
善良な温泉好きの民を、欺いたことに怒っているのである。反省しなさいっ!
そんなことをふと考えながら、のんびり湯につかったり、冷ましたりと、極楽であった。
 風呂から上がり、一息ついていると夕食の時間となった。大宴会場での食事となる。僕のテーブルは部屋番号と同じ222番である。大当たりの番号である。すでに料理は並べられている。
IMG_2228
 どうでもよいことだが、配列がこれまで体験してきたものと、少し異なるような気がする。写真を観ればわかるが、中央に「生たまご」が鎮座しておられる。
これはもう少し端の方に、寄っていただかなくてはならない(ような気がする)最前列に、「お漬物」が置いてある。
これは右上の隅に移動していただいたほうがよろしい(ような気がする)
コップとお猪口は、前列右端が適当と思われる(ような気がする)。
そして空いた部分は、突き出し(前菜)に少し前に出てきていただいた方がよい(ような気がする)申し訳ないが、みかん様にはも、う少しお皿の中央で堂々としていていただきたい(ような気がする)できれば、山女の甘露煮と、お刺身は、入れ替わったほうがよろしいかもしれない(ような気がする)
 いやしかしですよ、これがまた旅の風情を盛り立てて、なかなかいいのである。
あまりにも整然としているのは、面白くもないし、堅苦しく肩が凝る。
微笑ましく、なんとなくほっとして、温泉でのんびりできた状態のまま、ずっと継続でき嬉しくなります。
鍋は鴨鍋である。これがまた美味しい(⌒―⌒)
この鍋には困惑した。
蓋が取れなかったのである。
鍋に密着して、あれこれ挑戦してみるが頑固として開かないのである。
そんな姿を仲居さんが発見し、「あっ!やりますから・・」とこちらに来てくれた。
その仲居さんは、やおらビール瓶の栓抜きを取り出し、鍋のふちをチンチンと叩いたのである。
大きな音である。
しかしどうやら、日常的にこの現象は起きるらしく、慣れた動作で簡単に蓋がとれた。
 しばらくして、他のテーブルをみたら、おじさんが懸命に蓋を取ろうとしていたそれを他の仲居さんが見つけ「あ やりますからぁ~」と言ってそのテーブルに行く。
さっきの仲居さんはビールの栓抜きでチンチンと叩いたが、この仲居さんは、固形燃料に火をつける長いライターでコツコツと叩いた。
人それぞれ道具が工夫されているようだ。
どうやら、マニュアルに定めてないらしく、その自由度が客を和ませる♪
「木槌を使え」などとマニュアルに記載されている様子を想像してみるとよい。
すべての仲居さんの帯から木槌がぶら下がっているのですよ。
なんだか恐いじゃありませんか。
 料理は完璧なまでに美味しい。
これが激安価格の温泉旅行かと、信じられないほどである。
何も残さずペロリと平らげ、部屋にもどる。
就寝前にたった一人、独占状態で温泉につかり、一日が終わる。

 快晴の翌朝はホテルのロビーで、コーヒーを飲みながらのんびりバスの時間を待つ。至福の時である。
 こうして、雪だるまも、マフラーも無い、冬のスマタの優雅な旅は終わり、家路に着いたのであった。
      
                            完

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コメント

遠さん
なんと楽しい夜の、スマタでしょう。
声を出して笑いながら読んでは、配膳の写真と見比べ、また読んでo(*^▽^*)oあはっ♪が、ずんずん、(〃^∇^)o_彡☆あははははっになってしまいました。
きっと、一人の部屋でなかったら、私の笑い声を聞いて、「朝から、おばあちゃん、キイクルタンチャウカ」と言われそうなほど、笑わせてもらいながら読みました。
のんびり、しっかり、本当に、良い所に、いい旅をされましたね。
ヨンさまのマフラーも雪ダルマも、勿論いらない、素晴らしい紀行文。才能発揮。冬のスマタでした。(*⌒ヮ⌒*)ゞ

遠さん写真&MIDIだけでなくこんなにいい文章を・・・というか文才が・・食事まで、楽しませていただきましたぁ(@⌒ο⌒@)b

すっかり、この自然で素朴なスマタに行ってみたくなり・・手じかなところでDonyパパに声をかけてみたら・・『そ・ば・だけには、遠い』だって・・・
(≧∇≦)ぶぁっはっはっ!!
蕎麦だけではなくつり橋で・・つらなきゃ( ̄m ̄〃)ぷぷっ!・・

<・・・家路に着いたのであった。
:(*’ー’)(,,*)(*‘∇‘)(,,*)うんうん
σ( ^ー゜)のような美人の奥様が待っていらして、ほっとしている様子がさりげなく、伝わってきています(@⌒ο⌒@)b ウフッ
ぺこ <(_ _)>でした。。。o(*^▽^*)o~ニコニコ♪

anikobeさん こんばんわ(^-^)ニコッ!
旅はほんと、楽しいですね♪
目、耳、鼻・・・五感と手足などが、元気でいてくれて、ほんとうに感謝です。
思うまま気ままに、遊んでいます。ありがたいことです(⌒ー⌒)
もしかして、番外編があるかもしれません♪

pekoさん こんばんわ♪
またまた読んでいただいて、嬉しいです(^-^)ニコッ!
スマタの蕎麦は遠かった あはは(^O^)
思うのですけど、何処でも楽しもうとする心で遊べば、楽しいものですよ。今回の旅行は、温泉と吊橋。たった二つのみ。あとはおまけぇ~\(^o^)/
ん?美人ですって???

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